Amazon Dash Buttonは、ワンプッシュでお気に入りの商品を簡単に注文できるボタンです。洗剤や飲料水などの日用品を登録するとボタンを押すだけで商品が届きます。早くて注文したその日に届きますが、時には「今すぐほしい!」というタイミングがあります。それはトイレに入っている途中でトイレットペーパーが無くなったときです。

倉庫には在庫があるがトイレ内に無い。取りに行きたいがトイレから出られる状態ではない。誰か助けて! という緊急事態をみなさんも経験したことがあるのではないでしょうか。そのような緊急事態に備えて、Amazon Dash ButtonとNode.jsを使って「紙がない助けてボタン」を作る方法を紹介します。

Amazon Dash Buttonは激安なIoTボタン

Amazon Dash Buttonはネットに接続するWi-Fiモジュールや、約1,000回の注文に耐えられるバッテリーが搭載されたIoTボタンです。購入にはAmazonプライム会員の登録が必須ですが、価格も500円と激安で気軽に購入できることも魅力です。

※初回注文時に請求額から500円差し引かれAmazon Dash Buttonの本体代金が実質無料になりますが、本記事で紹介する方法は決済しないためキャッシュバックされません

紙がない助けてボタン

「紙がない助けてボタン」の仕組み

Amazon Dash ButtonとNode.jsが起動しているパソコンを同一Wi-Fiに接続します。Amazon Dash Buttonのリクエストをパソコン側で監視し、ボタンが押されたらSlackで通知するというシンプルな仕組みです。Slackはさまざまなウェブサービスと連携しやすく、以前公開したGitHubのIssueをSlackへ通知する方法の解説記事(2016年4月)でも採用しました。

この仕組の実装は次の手順で行います。

  1. Amazon Dash ButtonをWi-Fiへ接続
  2. Node.jsからSlackへメッセージを送信できるように設定
  3. Node.jsでAmazon Dash Buttonのリクエストを監視する処理の実装

「3. Node.jsでAmazon Dash Buttonのリクエストを監視する処理の実装」は難しく見えますが、Node.jsのモジュールをインストールして設定用のJSONを数行編集するだけで簡単に実装できます。

次のページでは、Amazon Dash ButtonをWi-Fiへ接続する方法とNode.jsからSlackへメッセージを送信できるようにする方法を解説します。プログラミング不要で簡単に設定できます。