ICSはフロントエンドを専門とするウェブ制作会社ですが、オウンドメディアとして技術情報発信サイトを運用しています。このサイトは開設から7年目を迎えましたが、今年は「国内のウェブ水準を前進させる記事を。話題のテーマも、他のサイトでは読めないニッチな技術も」をテーマとしてやってきました。そんなICS MEDIAにとっての2020年を、あらゆる数値を使って多角的にレポートしたいと思います。
今年はどの記事がもっとも読まれたのでしょうか? 今年執筆した記事で上位11記事をピックアップしました。
1位 : 今年のfont-family
- 『2020年に最適なfont-familyの書き方』 106,000 PV(ページ・ビュー)
皆さんがググって調べることが多いのでしょうね!
2位 : CSSで影
- 『box-shadowだけじゃない!CSSでできる色々な影の表現と意外に知らない落とし穴』84,000 PV
ウェブで影を表現する手法はbox-shadowだけではありません。
3位 : ES2020
- 『JavaScriptの次の仕様ES2020で追加されることが決定した新機能まとめ』30,326 PV
JavaScriptの機能の進化は注目されていたみたいです。
4位 : Adobe XD
今年はAdobe XDが大幅に進化しました。ステート機能をはじめ共同編集やスタック、3D表現など。新機能は要チェックです。
5位 : Vue.js
- 『エラーは出ないけど…何か変??Vue.jsでやりがちな「サイレント・ミス」(ロジック編)』 16,690 PV
6位 : ウェブのアニメーション
7位 : CSSグラデーション
- 『1歩踏み込んでみる! CSSグラデーションのマニアックな世界』 16,100 PV
8位 : CSS/SVG/Canvasの使い分け
- 『君は使い分けられるか?CSS/SVG/Canvasのビジュアル表現でできること・できないこと』 15,700 PV
9位 : アンケート調査
- 『HTMLコーダーにとっての2020年。アンケート結果から分析するイマドキのウェブ制作』 15,400 PV
10位 : Reactの変遷
- 『React今昔物語』 13,809 PV
11位 : CSS設計
- 『Scoped CSSにおけるCSS設計手法』 11,900 PV
過去記事へのアクセスも大きかった
過去記事への流入も大きく、アクセス数を押し上げる要因となりました。ICSでは過去記事が読者の方々にいつでも役立つようにメンテナンスに力を入れています。その取り組みによって、Googleの検索結果の上位に入ることが多くなりました。ページビューは次の通りです。
- 『ChromeのデベロッパーツールでJSをデバッグする方法』84,700 PV/年
- 『文字詰めできるCSSのfont-feature-settingsが凄い』49,000 PV/年
- 『最新版で学ぶwebpack入門』40,600 PV/年
- 『最新版で学ぶElectron入門』41,900 PV/年
- 『LINEのアニメーションスタンプはこう作る! APNGファイルの作り方を徹底解説』 40,700 PV/年
新しい記事を書いてバズらせて5万PVを狙うのは難易度が高いですが、バズった記事よりも人気記事はずっと高いアクセス数を安定して稼ぎ出してくれます。メンテナンスに力を入れるのは、メディア運用上のメリットも大きいからです。
入門サイトのアクセス数
ICS MEDIA内にはテクノロジーに特化した入門サイトを用意しています。これらの入門サイトは年間でかなりのアクセス数がありました。
- 『CreateJS入門サイト』131,000 PV/年
- 『Three.js入門サイト』242,000 PV/年
- 『Web3D Maniacs』3,500 PV/年
- 『Jenkins入門サイト』47,000 PV/年
サイト全体のアクセス解析は年間265万PV
1/1〜12/27の期間で、Google Analyticsで集計したところ、年間PV(ページビュー)は2,678,873PVという結果となりました。今年一年で執筆した記事は36本でした。
読者の傾向
ICS MEDIAの読者層は30代前後の男性がもっとも多かったです。年代別では25-34歳が51%、男女別だと男性が75%でした。2018年に比べると女性の割合が6ポイントほど増えました。
参照サイト
ソーシャルメディアからの参照トラフィックは次の通り。
- Twitter : 51,200 セッション
- はてなブックマーク : 44,000 セッション
- Facebook : 14,600 セッション
その他、サイトからの参照トラフィックは次の通り。サイトだけでなく、Twitterでも紹介いただいているので、大変ありがたく思っています。
- qiita : 20,600 ユーザー
- webcreatorbox.com : 3,800 ユーザー
- github.com : 1,400 ユーザー
- note.com : 1,120 ユーザー
- blogs.adobe.com : 700 ユーザー
- techfeed.io : 700 ユーザー
2021年もよろしくお願いします
以上、2020年(令和2年)のICS MEDIAを振り返ってみました。今後も今までと変わらず「量よりも質」を意識しつつ、記事を増やしていこうと考えています。
今年も残り僅かとなりましたが、良いお年を! 来年もどうぞよろしくお願いします。