ICSはわずか9人の小規模なウェブ制作会社ですが、オウンドメディアとして技術情報発信サイトICS MEDIAを運用しています。このサイトは開設から3年目を迎え、今年は「ニッチな技術よりも、ウェブ制作に幅広く役立つ記事の充実」をテーマとしてやってきました。そんなICS MEDIAにとっての2016年を、あらゆる数値を使って多角的にレポートしたいと思います。

アクセス解析を公開、年間223万PVでした

1/1〜12/27の期間でGoogle Analyticsで集計したところ、年間PV(ページビュー)は223万PVという結果となりました。昨年の3倍、一昨年のアクセス数の10倍となり、堅実な成長を実感できます。なお、今年一年で執筆した記事は64本で、昨年の55本よりもわずかに多い本数となりました。

Google Analytics 2016年

2016年最も読まれてた記事はこれ! 年間TOP 10の紹介

今年はどの記事がもっとも読まれたのでしょうか? 2016年に執筆した記事で上位10記事をピックアップしました。

1位のinputタグの最適化や、4位のCSS3の文字詰め、5位のFlexbox、6位のレスポンシブイメージなど、HTMLコーディングに関する記事が上位を独占しました。

2位はLINEアニメスタンプの入門記事。今年はAPNG変換ツール「アニメ画像に変換する君」を開発するなど、LINEアニメスタンプのチュートリアルはICSが注力してきたテーマの一つです。AdobeのサイトにもLINEアニメスタンプの制作入門の記事を寄稿しました。

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▲Adobe Creative Stationに寄稿した記事「Animate CCでLINEアニメスタンプ制作

昨年まで力をいれていたWebGLやHTML5 Canvas、Flashなどのクリエイティブ系の記事はあまりアクセス数が増えませんでした。ウェブ業界が「良さ」を求める華やかなクリエイティブより、効率的で均質化された「善さ」へ向かっていることの現れでしょうか。

過去記事へのアクセスも大きかった

過去記事への流入も大きく、アクセス数を押し上げる要因となりました。昨年までに投稿した記事での今年のTOP5は次の通りです。すべて入門記事でした。

  1. Swiftを使った初めてのiOSアプリ開発入門 (128,900PV/鹿野)
  2. Arduinoと数百円のWi-Fiモジュールで爆安IoTをはじめよう (97,700PV/蔵下)
  3. タスクランナーGulpでWeb制作を効率化しよう (84,610PV/鹿野)
  4. Electron入門 (58,100PV/野原)
  5. HTML5とJSで扱えるスマホのセンサーまとめ(56,900PV/蔵下)

ICSでは過去記事が読者の方々にいつでも役立つようにメンテナンスに力を入れています。その取り組みによって、Googleの検索結果の上位に入ることが多くなりました。

発信していれば得意分野の仕事が増える

ICS MEDIAを通して、書籍執筆やオンライン学習サービス、勉強会登壇の相談が増えました。今年の出来事の一部を紹介します。

実物の解説本

▲解説書「センサーでなんでもできる おもしろまじめ電子工作」を5月に刊行しました

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Schoo(スクー)の授業に講師として三回出演しました

CodeGridさんに取材頂いたときに、「オウンドメディアは営業担当の社員がいるより強い営業ツールになる」と答えたことがあります(参照:「ピクセルグリッドが訪ねる、開発の現場」)。

社員が目標としていた執筆や登壇が実現できたこと、さらには得意分野の引き合いの相談も増えたことなど、オウンドメディアの運営によってもたらされたメリットは計り知れません

CreateJS入門サイトへのアクセス数も大きかった

年始に立ち上げたCreateJS入門サイトは年間15万PVという非常に高いアクセス数となりました。

ブログメディアの欠点は、情報を体系的に網羅できないことだと考えています。CreateJS入門サイトはその課題を解決するために、解説書レベルの確実な情報を、常に最新で、体系的に学習できることを目標とし、効率的な執筆ワークフローを構築しました。読者の方から「丁寧だ」「わかりやすい」と声を聞くことが多く、CreateJSの普及に寄与できたのではないかと自負しています。

CreateJS入門サイト

CreateJS入門サイトはMarkDownとGitHubを使って効率的に作りました。詳しくは記事「CreateJS入門サイト制作時に採用したGitを中心にした原稿執筆方法」を参照ください

CreateJSはHTML5の中でもニッチな分野なので、もっとメジャーなテーマで入門記事を扱うと大きなアクセス数が期待できるかもしれません。来年は幅広いテーマの入門サイトを立ち上げたいと考えています。

読者は30代前後の男性が最も多い

ICS MEDIAの読者層は30代前後の男性が最も多かったようです。年代別では25-34歳が49%、男女別だと男性が84%でした。Google AnalyticsでもFacebookでも同様の傾向が得られています。

ICS MEDIAの読者の傾向。Google AnalyticsとFacebookファン数より

今年はFacebookページのファン数は6000人に到達しました。Facebook上で記事を読まれる読者が多いことから、記事の読み込み時間を短縮できるInstant Articlesに対応させるなど、最新のウェブのテクノロジーを積極的に導入しています。

次年度の目標として、若い世代にもウェブの魅力を伝えるため、20歳前後の年代層に届くような記事を充実させたいです。

参照サイトからのアクセスについて

ソーシャルメディアからの参照トラフィックは次の通り。FacebookとTwitterとはてなブックマークが主力のチャネルでした。

サイト名年間セッション数
Facebook52249
Twitter43563
はてなブックマーク31929
newspicks8180
feedly5666
chatwork4110

その他の参照トラフィックは次の通り。dothtml5さんやwebcreatorboxさん、stockerさんには、サイトでの掲載だけでも十分嬉しいのに、Twitterでも紹介いただいているので、大変ありがたく思っています。

ドメイン年間セッション数
qiita9464
dothtml5.com2404
gigazine1886
webcreatorbox.com1706
liginc.co.jp844
stocker.jp799
dtp-transit.jp588

2017年もよろしくお願いします

以上、2016年のICS MEDIAを振り返ってみました。アクセス数は12月現在で月間30万PV。アクセス数が増えても、今までと変わらず「量よりも質」を意識しつつ、記事を増やしていこうと考えています。

今年も残り僅かとなりましたが、良いお年を! 来年もどうぞよろしくお願いします。