5. レイアウトとキーワードから画像を検索する技術

Photoshopで大きさとキーワードを指定すると、その指定に即した画像が検索される機能「Concept Canvasコンセプト キャンバス」。例えば下図の「person」と書かれている部分に、人物の写真を挿入するケースを想定しましょう。

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Photoshop上で矩形のシェイプを配置するだけ。「レイアウトとして向かって左側に人物が写った写真」がAdobe Stock(ストックフォトサービス)検索され、条件にマッチした写真がリストアップされます。

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この機能を使ってカンプから瞬時に目的のデザインを作成。

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画面左側に「Person」という文字と長方形、右側に「Dog」という文字を配置するだけで、このレイアウトに適した画像が検索されます。

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「Water」「Umbrella」「Person」という文字と作成したい構図を長方形でレイアウトすれば、背景に水があり傘を持った人の構図の写真が検索されます。

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6. ベクターをトレースする新技術

撮影した写真を解析しベクタートレースする技術「Inter Vectorインター ベクター」。デモでは、登壇者の豚のぬいぐるみを撮影し、Illustratorに合成するまでの手順を紹介されました。

まず、豚のぬいぐるみの写真を撮影します。

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取り込まれた画像がベクター化されます。

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必要に応じてディテールを調整することも可能。ベクターデータができあがりました。

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作成したベクターデータをIllustratorのポスター画像に合成。ポスター画像のトーンに合わせ、自動的に作成データのトーンも調整されます。

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7. 油絵の凹凸表現が可能な新しいペイント技術

従来のデジタルペイントで難しかった油絵的な表現(独特の凹凸、テカリ)を可能にする技術「Wet Brushウェット ブラシ」。ペンタブレットのペンの傾きがパソコンにシミュレートされ、本物の油絵の質感を表現できます。

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WetBrushを用いてパソコンで描画された作品を紹介。油絵の質感が表現されています。

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塗りには3Dの情報が保持されているので、光源の位置を変更すると光のあたり具合が変わります。デモでは、作品を3D回転させ、光のあたる位置が変わる様子が実演されました。

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また、ワンクリックでマテリアルを変更したり、塗り直しをすることも手軽。このあたりはデジタルデータの強みだと言えます。

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できあがったデータは、最終的に3Dプリントで出力。凹凸もプリントされています。

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8. レイアウトを自動的に調整するデザイン技術

レイアウトに合わせて、配置した画像を自動的にレイアウトする技術「Quick Layoutクイック レイアウト」。次の画面の中央の青枠で囲まれた画像に注目ください。

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画像を1枚追加すると、自動で2カラムのレイアウトとなり、2枚の画像が等幅で並びます。

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▲もう一枚追加すれば、3カラムのレイアウトに

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▲タイル画像の横幅・縦幅を変更した場合も、残りの画像が自動的に拡縮したり、トリミングされ、適切なタイルレイアウトに

タイルレイアウトはデザインでは頻出するものの、調整には工数がかかります。QuickLayoutを用いると短時間でタイルレイアウトが可能になります。

次のページでは空を置き換える写真加工技術や音声版Photoshop、VR映像の編集ツールを紹介します。