みなさんはウェブサイトにAMP(Accelerated Mobile Pages)を導入していますか? AMP(アンプ)とは、2016年2月24日にGoogleが導入した、モバイル端末(スマートフォン・タブレット)でのウェブページの表示を高速化するためのプロジェクトです。AMPに対応したウェブページを作成することで、従来に比べ平均4倍程の速度でウェブページを表示できるため、さまざまなメリットがあります

本記事ではAMP導入のメリットと作り方を紹介します。AMP対応することによってアクセス数が増大した話もありますので、記事のシリーズで紹介していきます。

導入の利点① ページ表示が超高速になる

モバイルブラウザで、AMPページにアクセスしたときにものすごいスピードでウェブページが表示されます。読み込み待ちのイライラがなくなるため、ユーザーストレスの軽減につながります。

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導入の利点② 検索結果でAMP(稲妻マーク)が表示される

モバイルでのGoogle検索で、AMP対応のウェブページは稲妻マーク付きで掲載されます。このリンクをタップすれば、AMPページが一瞬で表示されます。

読者のみなさんも手元のスマートフォンで「ICS CSS」と検索してみてください。一瞬でページが表示されるため、驚くはずです。

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通常のウェブページに比べて素早く表示されるため、ユーザーは稲妻マークの有無をみてウェブページを開く傾向が強まっていくでしょう

※AMP対応しているからと言って、他のサイトと比べて掲載順位が優位になるわけではなさそうです。同一コンテンツで通常ページとAMPページの2つがあったら、AMPページが優先して表示されます。
2016年12月1日よりAMPがGoogle検索結果の一覧に標準で載るようになりました。

導入の利点③ トップニュースに表示される

AMP対応していれば、モバイルでのGoogleの検索結果の上部に表示されるメリットがあります。トップニュース欄に載る条件はそのキーワードが旬であることと、対象ページがAMP対応していることの2点です。

AMPを表示した様子

上図はスマートフォンのブラウザにて、Googleで「消費税」というキーワードで検索した際の動画です。当サイトでもトップニュース欄に掲載されたことが幾度かありますが、ビッグワード(検索ボリュームの多いキーワード)で掲載されたときはわずか数時間で数万PVの巨大なアクセス流入がありました

地道にコツコツ対策して上位を狙うのが一般的なSEOですが、AMP対応でのトップニュース欄掲載はいっきに上位に駆け上がれるため、とてもおいしい利点です。

AMP(Accelerated Mobile Pages)とは

冒頭でも説明しましたが、AMP(アンプ)とはモバイル端末でのウェブページを高速化するためのプロジェクトです。GoogleとTwitterが共同で開発しており、さまざまなプラットフォームでAMPのサポートが拡大しています。国内だとスマートフォンの「はてなブックマーク」アプリでも対応されています。

AMP HTMLに準拠したウェブページを公開すると、クローラーがAMPページをGoogleのサーバーにキャッシュします。このサーバーが素早くページを転送するため、モバイルでの表示が高速になります。

AMPページが表示される流れ

※こちらの図はGoogle Developers Japanより引用しています。

他にもAMPではページ表示を高速にするため、画像ファイルを遅延して読み込む技術(=レイジーローディング)や、ウェブページの解析を短時間にする技術(レンダリングブロックの回避)が盛り込まれています。

次のページでは、AMPに対応したHTMLページのコーディング方法について解説します。