近年のウェブサイト制作では煩雑な処理を自動化する「タスクランナー」や「ビルドシステム」というツールが注目されています。この記事では、ウェブ制作者に必須のタスクランナーGulp.jsガルプの導入手順を解説します。

導入は簡単で、本記事の手順であれば無料で5分程度でセットアップできます。Gulpはコマンドラインで使うのが一般的ですが苦手な人でも安心して学べるよう、ビデオでも解説します

この記事で学べること
・イマドキのGulpの導入手順
Sassサスの導入手順

GulpやSassの導入や使い方にはいろんな方法がありますが、この記事では2017年現在もっとも現場で使われている方法を紹介します。

SassはRubyルビーでインストールする手順で解説しているサイトが未だに多いですが、2017年現在、その手順で使っている人は少数です。Node.jsノード・ジェイエスとGulpでSassをインストールして使うのが一般的です。Node.jsを使う方法であれば、WindowsでもmacOSでも同じ手順でインストールできるといった利点があります。

作業を自動化できるタスクランナーとは?

ウェブ制作における様々な処理を「タスク」という単位で扱い、このタスクを自動化するツールのことを「タスクランナー」と呼びます。一般的にウェブ制作の現場では、Sassサスを編集すればコンパイルを実行し、画像を編集すれば画像を圧縮するというように多くの手間がかかります

タスクランナーを使うとこのようなウェブ制作での煩雑な処理が全て自動で行われるため、開発の工数の短縮につながります。また、一度定義したタスクやインストールしたプラグインを開発者間で共有でき、チーム内で一定の品質を保った開発ができるようになります。

タスクランナーのメリット

Gulpのメリットは簡易な記述と高速な処理

タスクランナーはGulpだけでなくGruntグラントというツールもあります。どちらもNode.jsノード・ジェイエスをベースに作られたタスクランナーです。どちらが優れているというわけではありませんが、GulpはGruntに比べていくつか使いやすい点があります

例えば、GruntではJSONジェイソン形式で独特の記述方法であるのに対し、GulpはJavaScriptで記述可能です。また、Gruntでは基本的に同期処理であるためタスクは一つずつ実行されますが、Gulpでは基本的に非同期処理なのでタスクが高速に処理できます。

gulp(ガルプ)のメリット

次のページではGulpの導入方法を解説します。所要時間5分でできる内容です。