米ラスベガスで開催中のAdobe MAX 2017で、アドビが3Dデザインツール「Adobe Dimension CC」を発表しました。このソフトは昨年のAdobe MAX 2016で「Project Felix」として先行して発表していたものです(参考「Project Felixを発表」)。本記事では、現地に参加している池田が速報としてDimensionの機能をレポートしつつ、クリエイターの視点から魅力を紹介します。

▲ Dimension発表の瞬間

Adobe Dimensionとは

Dimensionは2Dと3Dを柔軟に組み合わせられる新しいグラフィックデザインツールです。Adobe MAX 2017の基調講演では3Dモデルデータを使って、グラフィックスを作り込んでいく様子が紹介されました。

Adobe Stockで提供されている3DモデルはDimension CCに最適化されています。一から3Dモデルを作らなくても、Adobe Stockで調達すれば3Dモデルが手に入ります。

▲基調講演でのプレゼンテーションの様子

モデルへのテクスチャーの貼り付け

まずはIllustratorで3Dオブジェに貼り付けるラベルを用意します。

これを灰色の3Dモデルに貼り付けます。以下はサイズ調整の手順です。

サイズの調整が簡単にできることを紹介すると、会場は拍手に包まれました。

背景との合成

背景画像と組み合わせてみると、そのままでは3Dモデルが浮いていて不自然なグラフィックとなっています。

DimensionではAdobe Senseiのテクノロジーが使用されており、Dimensionはライトの配置、水平部分の認識、消失点を解析します。背景画像を設定したら、自動的に解析し2D画像にマッチするように3Dが配置されます。

Dimensionで作ったグラフィック

このような手順でグラフィックを作っていきます。基調講演ではここまでの作業がわずか5分ほどで実演されてました。次の写真は完成品ですが、まるで本当に空間にオブジェが存在するかのように合成されています。

Photoshopにレイヤーごともっていける

Dimensionでレンダリングした結果はPhotoshopでさらに編集できます。それぞれの要素がレイヤーに分けられていて、微調整をして仕上げることができます。

まとめ:DimensionはAdobeだからこそできる3Dグラフィック作成ツール

Adobe Dimensionは今日から利用可能。Creative Cloudのコンプリートプランや単体プランで利用できます。グラフィックデザイナーにとって導入がしやすく、表現の幅を広げるツールとして広まっていくことでしょう。

この他にも、Adobe MAX 2017の速報記事をまとめています。あわせてご覧ください。

※今回発表されたアプリケーションは、かつて20年前に存在したAdobe Dimensionsとは別のソフトのようです。