今は効果が限定的なAMPだが、将来的にはモバイル検索の標準に?

以上がICS MEDIAで運用してわかったAMPのメリットです。いかに効果が局所的だったかわかってもらえたと思います。ここまで読んでがっかりした方も多いでしょうが、展望もあります。

2016年8月に発表されたGoogleの記事「AMP 化しよう: Google モバイル検索における AMP ページへのリンク機能のプレビュー」によると、今後は、Googleはモバイルでの検索でAMPを積極的に利用することも検討されているそうです。「AMP ページへのリンク機能のプレビュー」はAMPを優先的に表示するモバイル検索ページで、誰でも試すことができます。このページから検索すると、検索結果からAMPページが存在すれば優先的に表示されます。

▲AMP対応しているページには「AMP」と表示される

もし、これがGoogle検索の標準となれば、限定的だったAMPページの利点が大きくなると言えるでしょう。モバイルブラウザで表示したところ、次の動画のように非常に高速にAMPページが読み込まれてました。

▲ AMPだと待ち時間がなくストレスフリーでページが表示できる(詳細はYouTubeでご覧ください)

ユーザーは稲妻マークの有無を意識してAMP対応している記事を積極的に選択する、という時代がくるかもしれません。

最後に〜今は時期尚早

モバイルブラウザのシェアは拡大しており、モバイルを重要視する必要性は高まっています。AMPはエンドユーザーに最適な配信方法であるものの、現在のところサイト運営側のメリットは局所的です。AMP対応の工数に対して効果は見合わないため、ビジネスでの積極的な提案や採用は難しいでしょう

AMP導入を検討するなら

AMP導入の利点があるのは大手のニュースメディアやブログメディアなどのメガサイトのみです。即時性の高いサイトは、ニュースがカルーセルとしてエンドユーザーの目に触れられる機会が多いためAMP対応の利点はあるでしょう。逆に小規模のアクセス数のサイトであれば、Googleでニュースとして掲載されることはほとんどないため、無理に対応する必要はないと思います。

FacebookのInstant Articlesも注目

モバイルブラウザで読み込みを高速化する類似のテクノロジーとして、FacebookのInstant Articlesも有名です。当サイトはAMPとInstant Articlesの両方に対応しましたが、現在のところInstant Articlesのほうが高い効果が得られている印象があります。

AMPやInstant Articlesの今後の効果について、定期的にレポートしたいと思います。ぜひ、今後もICS MEDIAをチェックください。