3. 写真傾き補正に役立つ「コンテンツに応じた切り抜き」

写真を斜めに撮影してしまい、その傾きを補正したいときはありませんか?

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▲ 筆者が撮影した門司港レトロの写真

従来の方法で傾きを補正すると、次のように余白ができてしまいます。

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この余白部分を削除するため、余白を除いて写真を編集すると、元の画像よりもサイズが小さくなってしまいます。

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Photoshop CC 2015.5から搭載された「コンテンツに応じた切り抜き」を使って傾きを補正すると、この余白部分が適切な画像で塗りされ、サイズを保ったまま傾きを変えられます

コンテンツに応じた切り抜きの使用方法

[切り抜きツール]を選択します。

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画面上部に表示されるオプションバーから、[コンテンツに応じる]にチェックを入れます。

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画像の外側をドラッグし、任意の角度に傾けます。

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確定すると、コンテンツに応じた切り抜きが行われ、余白部分が他の部分と調和するように適切な画像で塗りつぶされます。

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回転後のサイズも、元画像と同じです。

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写真編集に重宝する機能

写真の撮影後、意図せぬ傾きに気づき、補正したいケースは多々あります。これまでの傾き補正では画像のサイズを小さくする必要がありましたが、「コンテンツに応じた切り抜き」により解消されます。最近のPhotoshop CCには「コンテンツに応じた塗りつぶし」という画像を自然に塗りつぶす機能が搭載されていたため、その応用だと考えられます。

Photoshop CC 2015.5はAdobe magicの塊だった

本記事で紹介したPhotoshop CC 2015.5の3つの新機能は、いずれもアドビの画像加工技術をふんだんに活かした「Adobe magic」を強く感じるものでした。特に、マッチフォント機能は昨年のアドビのクリエイティブティ・カンファレンス 「Adobe MAX 2015」で「Deep Font」という名前で開発途中として発表されていたもので、取材に行った我々も実装されるのを心待ちにしていた機能です。

Photoshop CC 2015.5には、今回紹介したもの以外にも、パフォーマンスの向上、アートボード機能の強化、UXデザインツールAdobe Experience Design CC(Adobe XD)との連携など、ユーザーにとって嬉しいアップデートが数多くあります。新しくなったPhotoshop CCをインストールして、デザイン作業に役立てましょう。