室温をリモートでコントロール

回路の写真

ESP-WROOM-02やACアダプターは記事「Arduinoと数百円のWi-Fiモジュールで爆安IoTをはじめよう」と同じものを使用します。

Arduino M0とESP-WROOM-02でWi-Fi接続する回路

Arduino M0とESP-WROOM-02でWi-Fi接続する回路
※図のArduinoはFritzingで作成した関係上Arduino UNOとなっていますが、Arduino M0を使用してください。

Arduino M0

ESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール

超小型スイッチングACアダプター12V1A 100V~240V

抵抗 10kΩ

室温を計測する回路

室温を計測する回路
※図のArduinoはFritzingで作成した関係上Arduino UNOとなっていますが、Arduino M0を使用してください。

温湿度センサーであるDHT11は温度と湿度を計測できます。今回は温度のみ使用します。

温湿度センサー モジュール DHT11

温湿度センサー モジュール DHT11

抵抗 10kΩ

赤外線信号を送出する回路

赤外線信号を送出する回路
※図のArduinoはFritzingで作成した関係上Arduino UNOとなっていますが、Arduino M0を使用してください。

赤外線LEDを点滅させるシンプルな回路ですが、Arduino M0のデジタルピンからの電流だけでは明るさが弱くなってしまうため、トランジスタを使ってスイッチング回路(微弱な電流で大きな電流をスイッチのようにON/OFFする回路)を組んで5Vの電源を供給します。

赤外線LED

赤外線LED

トランジスタ 2SC1815Y

トランジスタ 2SC1815Y

抵抗 47Ω

抵抗 47Ω

抵抗 1kΩ

抵抗 1kΩ

リモコンから読み取った赤外線信号をArduino M0に書き込む

サンプルファイルのtransmitter/arduino/transmitter/transmitter.inoをArduino IDEで開いてリモコンのON/OFF時の赤外線信号を入力しArduino M0へ書き込みます。

スマートフォンのWebブラウザからサーバー上のHTMLへアクセス

サンプルファイルのhtml/js/index.jsファイル内のMilkcocoaのアプリIDを作成したものに差し替えて、htmlフォルダをサーバーへアップロードします。スマートフォンのWebブラウザでアクセスし、室温が表示され、ボタンをタップしてエアコンがコントロールできれば成功です。

改善していきたい点

みなさんも薄々とお気づきかと思いますが、いくつか改善しないといけない点があります。手軽に試せる方法がありましたらTwitterなどでお知らせいただけると嬉しいです。

  • リモコンの赤外線信号を読み取る手間
    市販の学習リモコンであれば、読み取りボタンを押して赤外線信号を読み取ると内部のメモリに保存されますが、Arduinoは電源を切ると内部に保存された値がリセットされるため、今回は赤外線信号をスケッチに直接書き込みました。内蔵のEEPROM(Arduino M0には内蔵されていないがエミュレートできる)や記事「Arduinoで遊ぼう – 大容量EEPROMに毎日の温度変化を保存する」のように外部にEEPROMを用意すると保存できそうなので今後試したいと思います。
  • エアコンの状況を把握できない
    Arduinoからは赤外線信号を送出しているだけなので、エアコンが正常にON/OFFになったのかを知ることができないため、湿温度センサーからの温度を基に判断するしかありません。
  • Milkcocoa Arduino SDKが開発段階のため少々動作が不安定
    Milkcocoa Arduino SDKを使用していると、ArduinoからMilkcocoaへアクセスするタイミングで動作が不安定になることがあります(ESP-WROOM-02(ESP8266)へ直接プログラムを書き込むESP8266 SDKは正常に動作します)。現在は開発が進んでいる状態なので、今後安定していくことを期待します。

最後に

いかがでしたでしょうか? Arduino・ESP-WROOM-02・Milkcocoaの基本的なところは記事「IoTを使ってトイレを監視! 電子工作でトイレが使用中かチェックする仕組みを作ってみた」と変わりませんが、使用するセンサーなどの電子部品を変えるだけで、また違ったコンテンツが作成できました。これがArduinoを使った電子工作の醍醐味です。

例えば、照明のリモコンをハックし動体を検知できるセンサーを組み合わせることで、侵入者を検知したことをスマートフォン側に表示させて同時に照明をONにするということも実現可能です。組み合わせは無限大なので、みなさんもぜひ簡単なところからはじめましょう。

もし私に「こういう仕組み作って欲しい!」などのご要望がありましたら、、Twitterなどでお気軽にお声かけください。

電子工作×インターネットの解説本を執筆しました

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