室温をリモートでコントロールする仕組み

リモコンから家電へ命令を送る手段として赤外線が使われています。赤外線の波形は専用の受信モジュールでコピーでき、その波形に合わせて赤外線を送出できる赤外線LEDを点滅させることで、リモコンと同じ命令を再現できます。その仕組みを使って、電子工作で自作の装置を作ることで、家電リモコンと同じ操作できるのです。

構成図

Arduinoに室温を計測する温湿度センサーと赤外線信号を送出する赤外線LEDを接続します。温湿度センサーからの値をMilkcocoaへ送信し、スマートフォンのWebブラウザでMilkcocoaから値を取得してリアルタイムな室温を確認します。その室温を見てスマートフォンからON/OFF情報をMilkcocoa経由でArduinoへ送信し、読み取った赤外線信号を赤外線LEDで送出してエアコンをコントロールします。

下画像は実際に設置した装置です。Arduino・Wi-Fiモジュール・赤外線LED・温湿度センサーを接続した回路でできています。

実際に設置した装置

リモコンの赤外線信号をハックする仕組み

リモコンの赤外線信号をArduinoで扱うには2つのステップがあります。今回はそれぞれ別の回路とArduinoスケッチ(プログラム)に分けて作成します。

1. 赤外線信号を読み取る

Arduinoに赤外線信号を読み取る赤外線受信モジュールを接続します。そこへリモコンを向けてボタンを押すことでエアコンをコントロールする赤外線信号を読み取ります。

2. 赤外線LEDから赤外線信号を送出する

読み取った赤外線信号をArduinoに接続された赤外線LEDから送出してエアコンをコントロールします。

開発の準備

Milkcocoaの設定

Milkcocoaのアプリを作成します。初めてMilkcocoaに触れる方は記事「IoTを使ってトイレを監視! 電子工作でトイレが使用中かチェックする仕組みを作ってみた」の「Milkcocoaのはじめ方」「Arduino IDEにMilkcocoa用SDKをインストールする」をご覧ください。

温湿度センサー(DHT11)のライブラリをArduino IDEへインストール

今回使用する音湿度センサー(DHT11)から取得したデータはライブラリで変換して使用します。海外の電子部品メーカーであるAdafruit(エイダフルート)から変換処理を行うライブラリが公開されていますので、下記をArduino IDEへインストールしてください。インストール方法については記事「IoTを使ってトイレを監視! 電子工作でトイレが使用中かチェックする仕組みを作ってみた」の「Arduino IDEにMilkcocoa用SDKをインストールする」をご覧ください。

室温をリモートでコントロールするプログラム

下記にサンプルコードをアップロードしました。詳しい内容についてはソースコード内にコメントとして記載しておりますので、そちらをご覧ください。

次のページでは赤外線信号を読み取る方法を解説します。